2026年1月からサントリーホールディングス常務執行役員に就任し、営業部門を担うサントリーセールスマーケティング社長も務める津田麻子さん(58歳)。豊富な営業経験を生かし、現在、国内の酒類営業部門を統括、約1400人の組織を率いる。実は30代のころ、「自分は仕事ができないのでは」と思い悩んだ時期もあったという津田さんが、初めてリーダーシップを意識した出来事とは?
1991年、新卒で入社後、1年間の内勤を経て2年目からワインの営業部門に配属された。ところが、配属から3カ月後、突然ビール部門への異動が決定。「華やかなイメージのあるワインに携われるのがうれしく、研修も勉強も熱心に取り組んでいましたが、現場に出る前に異動することに……。悲しくて、同期の前で号泣してしまいました」
同期になぐさめてもらい、なんとか気持ちを切り替えたものの、次に立ちはだかったのが、なかなか結果が出ないという壁だった。

「私は仕事ができない…」社長直轄PJで大苦戦した30代 サントリーHD役員 | 日経ウーマン
(上)「女性に営業を任せて大丈夫か」若手の時に飛び込んだ男性中心のビール営業、心に火が着いた瞬間